307CCで一番気に入らないのはワイパーです。
バタフライ式なので運転席の左右に関係ないように見えますが、右ハンドル車では3つの不具合があります。((2)と(3)は、(1)が原因ではありますが...)
(1)(運転席から見て)左側のブレードが上になっている。
→拭き終わったときに、左ブレードの先が残した筋や飛沫が運転席の目の前に残ります。
(2)右側のブレードが左より短い。
→右の運転席側上方のブレードが届かない範囲が、左の助手席側より広くなります。
(3)右側の方が拭き残しが大きい。
→右端の拭き残し(ワイパーが垂直向きに停止する場所とAピラーの間隔)が10cm近くあります。
206では、右ハンドル車にはワイパーの根元に仕掛けが付いていて、運転席側の視界を確保しようとする努力がされていているのですが、307は何も対策なしです。
ちなみに、同じPSAグループの同クラス車であるシトロエン・クサラピカソは、同じようなバタフライ式ですが右ハンドル車では左右逆になっています。こういった安全性に関わる機能に手抜きをするプジョーの姿勢には、納得が行きませんね。
photo by Peugeot Japon.