307CCの良さは、何といってもスタイリングです。
まあ、この点に関しては好みの問題ですので、このデザインが駄目という人も居るかと思います。かく言う私も、手放しで賞賛できるという程ではありません。エクステリアで中で唯一気になるのがトランクのデザインです。
下の写真はメルセデスのSL-Classと307CCですが、SLがボンネットからトランクまで綺麗な線を描いているのに対して、307CCは明らかにトランクへの繋がりで破綻しています。
とはいえ、307CCはボンネットやフロントフェンダーより前がハッチバック系と共通で、しかも4人乗りという制限がある中、かなり頑張っていると言えるのではないでしょうか?
ちなみにこの2台、ロングノーズ・ショートデッキの古典的な美しさを持つSLと、キャビンファストの近代的な307CCという対照が面白いです。
もっとも、共通しているのは電動メタルトップだけで、片や5500cc V12、片や2000cc 直4横置、価格も4倍違う両車を比較する事自体が無意味かも知れません。(自虐)
photo by DaimlerChrysler Japan & Peugeot Japon.